衣類のリサイクルを考えるサイト

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衣類のリサイクルが進まない理由

そもそも繊維製品はリサイクルしづらい素材

資源を素材・材料まで戻して再利用するリサイクルにおいて、衣類の繊維という材料は扱いづらくなっています。
洗浄がしづらく、缶やペットボトルのように溶かすことも難しく、また、繊維製品の中でも天然繊維と合成繊維が混合しているものなどは、特に材料に戻すのが難しくなります。

そして、そんな繊維から作られる限られた製品も、近年では需要が減っています。
衣類をリサイクルして作られる軍手はいまや中国などで安く生産でき、工業用ウエスも使い捨てウエスが敬遠されがちなため需要が減ってきているそうです。

また、衣類をそのまま再利用して東南アジアに送られていた古着も、東南アジアの発展に伴って需要が落ちています。

ただでさえ再生が難しい素材であることに加え、やっと作った製品も需要が落ちているとなれば、リサイクル率が上がらないのもご理解いただけると思います。

衣類の状態が悪ければ資源に戻せない

衣類のリサイクルが難しい理由は他にもあります。
そして、それは私たちの行動にも関係することです。
回収された衣類の多くが、そもそも再生できる状態でないのです。

集団資源回収や資源回収車を利用して、衣類がリサイクル工場に運ばれても、それが濡れてしまっていたり、他のゴミが混ざっていると、再利用できなくなってしまうのです。
他の資源でも、混入物が多い場合はリサイクルできなくなってしまいますが、臭いや汚れを吸収しやすく、また、それらを落としづらい衣類は、より敏感に選別されていきます。
汚れや濡れがある衣類は、繊維に戻したところで、カビやごみの臭いが出てきてしまいます。
きちんと洗濯され、雨や湿気を避け、ゴミが混入していないごく一部の衣類しか使うことができないのです。


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